ミニマリストがTCGってどうするの?やり方を全部公開する

ミニマリスト 生活

ミニマリストがTCGを趣味にしている、というと大抵驚かれる。カードゲームって物が増える趣味の代表格じゃないか、と。確かにそのイメージはわかる。デッキ、スリーブ、デッキケース。気づいたら大量のカードが積み上がっている、という人も多い。僕もそうだった。ミニマリストを再始動する前は、カードが5000枚から10000枚以上あり、遊んでいたゲームは4種類以上あった。かけたお金は、数えられない。

でも、やり方を間違えなければTCGはミニマルに楽しめる。いまの僕は、デッキケース1個、100枚、約6万円で遊んでいる。今回はその具体的なやり方を、全部公開する。

趣味についてはコチラも。【内部リンク:ミニマリストの趣味5つ】

ミニマルにTCGを楽しむ、基本の考え方

まず前提として、デッキケース1個(或いはストレージ)に入る分しか持たないというルールを設けている。デッキと入れ替えパーツだけ。それ以上は持たない。このルールがある限り、カードが無限に増えることはない。

僕の場合、ケースの中身は100枚だ。メインデッキが60枚、サイドボードが15枚、環境に合わせて入れ替える候補の調整用が25枚になる。入れ替えの余地も、100枚の中に含めている。

次に、一度決めたデッキをひたすら使うこと。安易に変えない。これが一番大事だ。

新しいカードが出るたびにデッキを変えていたら、お金がいくらあっても足りない。今のデッキを使い込む方が、プレイスキルも上がるし出費も抑えられる。デッキが決まっている状態は、服がお気に入りだけに絞られている状態と同じで、迷いがなくなる。

僕は「バーン」と呼ばれるデッキを1年と少し使っていて、この間に店舗イベントに18回出た。3位以内は7回で、内訳は準優勝5回、3位2回。優勝は0回だ。

ちなみにケースの外には、売れ残りのカードがいまも大量にある。枚数は数えていない。最悪は捨てることもあり得ると考えているので、持ち物としての数字のカウントをしない。「ケースに入る分しか持たない」というのは、実際に遊ぶカードについてのルールだ。

デッキ選びの基準

どのデッキを選ぶかが、ミニマルにTCGを続けられるかどうかの大部分を決める。選ぶ基準はこの3つだ。

正直に書くと、僕がMTGを残したのは好きだったからで、この3つの基準は残したあとで整理したものだ。

勝率が比較的安定していること

あまりにも雑に組んで負けがこむと、ストレスになる。純粋に楽しめなくなる。ある程度勝てるデッキを選ぶことで、長く続けられる。

継続コストが安いこと

維持するためにカードを買い足し続けるデッキは、ミニマルじゃない。一度組んだら追加費用がほぼかからないデッキを選ぶのが理想だ。僕のバーンは、カード、スリーブとケースを含めて約6万円になる。

寿命が長いこと

すぐ環境から落ちるデッキを選ぶと、また組み直しになる。長く使い続けられるデッキを選ぶことで、買い替えの出費が消える。

型が複数あるデッキの場合、それぞれを別のデッキとして考えて、その中から1つだけ選ぶ。複数持とうとしない。1つを深く使い込む。

禁止制限があるゲームとないゲームで戦略が変わる

カードゲームでは、あるカードに使用制限をつける禁止制限リストの改定が行われることがある。これは、ゲームの種類によって選び方が変わる。

禁止制限があるゲームの場合

ティア1デッキはおすすめしにくい。ヘイトが集まりやすく、規制されるリスクが高い。規制されたら組み直しになる。お金も時間も無駄になる。ヘイトが集まりにくく、負けにくいデッキを選ぶ方が寿命は長くなる。強さより安定性と継続性を優先する。

禁止制限がないゲームの場合

ティア1に君臨し続けているデッキの中で、プレイしやすいものを選ぶのがおすすめだ。禁止制限がないなら、強いデッキは使い続けられる。負けのストレスが減るし、長く使える。

共通して言えること

汎用カードを多く積むデッキを選ぶと、将来デッキを変えることになってもロスが少ない。デッキ変更のコストを最小限に抑えられる。

おすすめのカードゲーム

ゲームごとに特徴が違う。自分の性格や優先事項に合わせて選ぶといいと思っているが、せっかくやるならゲームとしての完成度が高く、プレイ人口が多いゲームをやるのがおすすめだ。

ポケカ(スタン)

カードゲーム初心者に一番おすすめだ。大会の頻度もダントツ。

レギュレーション制度があって、定期的にカードが使えなくなる。でも全体的にカードにかかる資産がかなり低い。コスト面では他のゲームより圧倒的に安く済む。汎用カードもかなり多くある。スタンダードでは禁止制限もほとんどないので、買ったカードがすぐ使えなくなるリスクが低い。

ルールもシンプルで、運要素がカードゲームの中では強め。初心者でも勝てるチャンスが多い。イラストもポケモンという世界的なキャラクターで馴染みやすい。

逆に言うと、戦略的なゲームがしたい人には少しやさしめに映るかもしれない。僕もポケカを遊んでいたが、ルールの構造が優しく、読み合いの奥深さが物足りなくなって手放した。エクストラレギュや殿堂はサポートが少ないためおすすめしない。

今年のおすすめデッキは、レギュレーションがあと半年の今は伝えづらいが、レックウザはアリかもしれない。

遊戯王

カードのイラストとストーリー性を楽しみながら、コンボと対話(相手ターンでの動き、応酬)を重視したい人におすすめだ。ポケカにはない相手のターンに動くシステム、サイドデッキ、エクストラデッキの構築があって、読み合いが深い。イラストも多方面の需要を抑えているので、お気に入りのカードが見つかりやすい。

注意点は禁止制限が頻繁に改められること。使っていたカードが急に使えなくなるリスクがある。ミニマル運用では、規制されにくいデッキを選ぶことが重要になる。先行制圧が強く、何もできないまま負けることがある点も課題だ。将来的にここが是正されれば、おすすめ度はさらに上がる。

僕も遊戯王を遊んでいたが、先行制圧の強さ、学習コストの高さ、禁止制限の頻繁な改定が重く、手放した。

最近は昔の環境のフォーマットが流行っている様だ。昔されていた方々はそちらをされるのもあり。新しいカードが追加されることはないから、決まったパーツで楽しめる。

通常の環境でのおすすめデッキは閃刀姫と天盃龍。小さな大会ではちらほら優勝しているのを見る。汎用カードを多く詰めるので、コスパがいい。

マジック:ザ・ギャザリング(レガシー)

元祖TCG。個人的には一番敷居が高く、完成度も高いゲームだと思っている。最大の特徴は資産性が非常に高いこと。初期投資でかなりの高額資金を必要とするが、その分運営もカードの価値が大幅に下がる可能性が、極力ないように努力されている。一度組んでしまえば、基本的に価値は上がり続ける。投資の気持ちで買うという考え方もある。

遊戯王のような対話やサイドデッキの戦略も搭載されていて、それでいてゲームデザインの完成度は遊戯王より高いレベルにあると感じる。弱点は2つ。大会やサポート店舗が少ないこと。そしてかなりのお金がかかること。高いものだと100万円以上になることもある。

ちなみに、このゲームはフォーマット(ゲームのルール。使用できるカードが決められている)は色んなのがあるが、スタンダードはおすすめしない。高い上に途中で使えなくなるから。最初はパイオニアやモダンといったフォーマットでもいいが、マジックらしさはレガシーが1番感じられると思う。

レガシーで、おすすめデッキはバーンとデスタク。コストが低く、こちらも小さな大会では優勝もありえる。一度組んだら長く使い続けられる。

僕が残したのは、このゲームだ。好きなところは、相手のターンにもカードで妨害や返しができる。つまり駆け引きがあること、そして土地の枚数や配分を調整してデッキを組む楽しさだ。土地システムはゲームの資源でありながら、直接ゲームを決める効力を大半は持たないため、引きすぎる、あるいは引けないといった「事故」で上級者でも負ける運要素を適度に含んでいる。

僕はバーンで準優勝を5回しているが、優勝はまだない。

スマホのTCGもあり。

どうしても物理的な物に抵抗がある方は、スマホなどで出来るデジタルのTCGもあり。上記の3タイトルはどれもスマホ版がある。基本無料から始められ、ルールの細かい処理はスマホがしてくれるのでやりやすいと思う。

カードの内容や環境は異なるが、対戦相手がいなくても、場所を選ばずに出来るのは大きな強みと言えるだろう。僕もスマホ版には触ったことがあり、移行を検討している。

スリーブの選び方

スリーブは安いもので十分だ。理由はシンプルで、破けるし質は落ちていくから。高い質のいいスリーブを買っても、消耗品は消耗するし劣化する。こだわっても綺麗な形では手元に残らない。消耗品はコスパ優先、というミニマリストの原則がここでもそのまま当てはまる。スリーブに予算をかけるより、カード本体やデッキの質に集中する方が合理的だ。

僕が使っているのは、64枚入りで約800円のものだ。

あと、プレイマットはいらない。ないと困る感じではなく、得られる体験や利便性も、金と保管場所を出してまで得られる益ではない。(具体的には、カットの後にデッキを持ちやすい)

まとめるとこうなる

ミニマルにTCGを楽しむためのポイントをまとめる。

  • デッキケース1個に入る分しか持たない
  • 一度決めたデッキをひたすら使う、変更は慎重に
  • 勝率が安定していて、継続コストが安く、寿命が長いデッキを選ぶ
  • 禁止制限があるゲームはヘイトが集まりにくいデッキを選ぶ
  • 禁止制限がないゲームはティア1の中でプレイしやすいものを選ぶ
  • 汎用カードが多いデッキを選ぶとデッキ変更時のロスが少ない
  • スリーブは安いもので十分

ゲーム選びのまとめ。

  • ポケカ→コストが低く初心者向け。
  • 遊戯王→コンボと対話重視、おすすめデッキは閃刀姫と天盃龍
  • マジック(レガシー)→完成度が高く資産価値も安定、おすすめデッキはバーンとデスタク

仕組みを作れば、TCGはミニマルに楽しめる趣味になる。物が増える趣味でも、ルールで管理できる。好きなことを我慢してミニマリストになる必要はない。やめるんじゃなくて、スリムにする。その考え方があれば、TCGとミニマリズムは十分両立できる。

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