部分ミニマルのすすめ。全部やらなくていい、気になるところだけ整える方法

ミニマリストと聞くと、「物を全部捨てる人」「ストイックな生活をしている人」というイメージを持つ人が多いと思う。でも、生活を丸ごとミニマルにする必要はない。気になる部分だけを整える「部分ミニマル」で、生活は無理なく整っていく。

実際、僕の持ち物は100個を超えている。それでも生活は整っていると感じている。「ミニマリストになる」ではなく、「自分が整えたい部分だけ整える」で十分だと思っている。この記事では、僕が実際にやっている部分ミニマルを、物と習慣の両方から紹介する。

服については、別の記事で詳しく書いた。

【内部リンク:「ミニマリストの服選び【メンズ編】」の記事へ】

趣味の物を絞る

カードゲームは、デッキケース1個に収める

趣味はミニマルにしにくい領域だと思われがちだが、カードゲームはその典型だ。僕のルールはシンプルで、デッキケース1個に収まる量のカードだけでやる。ケースに入らないカードは持たない。それだけだ。

詳しい考え方は別の記事に書いたので、TCGに興味がある人はそちらも読んでみてほしい。

【内部リンク:「ミニマリストがTCGってどうするの?」の記事へ】

漫画は、ローテーション買い

漫画は好きだが、本棚が埋まるのは嫌だという人におすすめなのが、ローテーション買いだ。メルカリなどで読みたい漫画をまとめて買い、読み終わったら売る。また別の漫画を買う。これを繰り返している。

手元には、常に「今読んでいる漫画」だけがある。本棚は増えないし、お金も大半が戻ってくる。実質タダに近い感覚で読めるので、コスパがいい。

美容用品を絞る

化粧品は、コスパ重視でいい

スキンケアは、高い化粧品を使うほど良くなるイメージがある。でも僕の実感では、化粧品の値段よりも、睡眠や食事、ストレスのほうが、肌の状態に大きく影響する。睡眠不足や食生活の乱れが続くと、どんな化粧品を使っても追いつかない。

だから、化粧品はコスパ重視で選んで、その分、睡眠と食事に気を使うほうが、トータルで肌の状態は良くなると思っている。

オールインワンの石鹸で、コンパクトにする

洗顔、シャンプー、ボディソープと、バス用品が増えていくと、管理が大変になる。僕はソンバーユ石鹸を使っていて、これ1つでかなりコンパクトにまとまっている。旅行のときもポーチがすっきりして、荷物が減る。バス用品を1つにまとめると、使う手間も収納の手間も減って、一石二鳥だ。

情報の入り口を絞る(本)

本の収納に困っている人は多いと思うが、解決策はシンプルだ。電子書籍にするか、YouTubeの要約で済ませるか。僕はKindleとYouTubeの要約動画をよく使っている。

読みたい本が出たら、まずYouTubeで要約動画を探す。10〜20分で内容の骨格がわかるので、「この本は全部読む必要があるか」を判断してから買う。要約で十分だった本も、結構ある。それはそれで、時間とお金の節約になっている。

【内部リンク:本の持ち方の全体像は、「持ち物を選ぶ基準」の記事へ】

ただし、これは情報を得るための実用書に限った話だ。小説や、読む体験そのものを楽しみたい本は別で、ちゃんと読んだほうがいい。

実用書を読む目的は、書かれている内容を自分の生活に活かすことだと思っている。Kindleで読んでも、要約で概要をつかんでも、実践できれば十分だ。「本は最初から全部読まないといけない」という思い込みを手放すと、気持ちが軽くなる。

スマホを整える

アプリを絞って、辞書登録を使う

スマホの中は、気づいたらアプリだらけになっている。使っていないアプリを消すだけで、ホーム画面がすっきりして、探す手間がなくなる。僕は、使うアプリだけを残して、ホーム画面を1〜2画面に収めている。

よく見るサイトは、ホーム画面に追加する。ブラウザの機能をアプリのように使えるので、容量を食わずに済む。

そして、一番コスパが高いと思っているのが、辞書登録だ。よく打つ文字列を、ショートカットに登録する。僕は、メールアドレス、住所、よく使う定型文を登録している。「めあど」と打つだけで、メールアドレスが出てくる。毎回の短縮は小さいが、積み重なると結構な時間になる。それ以上に、「また同じ文字を打つのか」というストレスがなくなるのが大きい。

ブログを書いたり、SNSに投稿したりするなら、ハッシュタグや定型の挨拶文を登録するだけでも、かなり楽になる。iPhoneなら、設定→一般→キーボード→ユーザ辞書から登録できる。Androidも、同様の場所にある。設定は数分で済む。

朝と夜の「迷い」を消す

ここからは、物ではなく「すること」のミニマルの話だ。

毎日の小さな迷いや手間を減らすと、時間と頭のスペースが空く。朝に「今日は何を着よう」「髪はどうしよう」と考えるだけで、大事なことに使うエネルギーが少しずつ削られていく。これは僕の実感で、小さな決断が積み重なると、確実に消耗する。だから、決められることは先に決めてしまうようにしている。

髪型は、固定する

僕は髪型を固定している。美容師さんに「いつもこれでお願いします」と伝えて、セットの手順も毎回同じにしている。朝の「今日どうしよう」という判断がひとつ消えるだけで、体感がかなり違う。朝は何かと忙しいので、バタバタするのは避けたい。

「個性がなくなる」と思うかもしれない。でも、自分に似合うスタイルを固定することは、むしろ自分らしさを確立することだと思っている。毎日違うスタイルを試すより、「これが自分の顔」と言えるスタイルがあるほうが、清潔感も出るし、印象も安定する。

帰宅したら、すぐ風呂に入る

帰ってきてから「ちょっと休んでから入ろう」と思うと、結局ダラダラして深夜になる。そういう経験は、誰にでもあると思う。僕は、帰宅したらカバンを置いて、そのまま風呂に直行する。

これをルーティンにしてから、夜の時間の使い方が大きく変わった。風呂を済ませると、あとは自由時間になる。筋トレをするのも、動画を見るのも、創作をするのも、全部が「やるべきことが終わったあとの時間」になる。同じ1時間でも、「まだ風呂に入っていない」状態で過ごす1時間と、「もう全部終わった」状態で過ごす1時間では、体感の質がまるで違う。

最初は、「帰ってすぐ風呂はしんどい」と感じるかもしれない。でも慣れてしまえば、風呂を後回しにするほうが気持ち悪くなってくる。ルーティンは、続けることで「やらないほうが違和感」になる。それが習慣化の正体だと思っている。

「今、ここでしかできないこと」を優先する

時間の使い方で、いちばんもったいないのは、どこでもできることを、その場でやってしまうことだと思っている。たとえば、外出先でスマホをいじる時間。SNSや動画は、家でもできる。

逆に、外出先でしかできないことがある。その景色を見ること、その場の空気を感じること、その人と話すこと。これは、今この瞬間にしかできない。旅行先でも同じで、食事をしながらスマホを見ているのは、正直もったいない。そこでしか食べられない物を、そこでしか味わえない雰囲気の中で食べる。その体験を丸ごと受け取るほうが、ずっと価値がある。僕は旅行や食べ歩きが好きなので、この意識は特に大事にしている。

スマホを触る時間が悪いわけではない。ただ、いつやるかは選べる。「今じゃなくていいこと」は後回しにして、「今しかできないこと」を先にやる。それだけで、同じ時間の中身が、まったく変わってくる。

まとめ

部分ミニマルでやっていることを、まとめる。

– **趣味:** TCGはデッキケース1個、漫画はローテーション買い

– **美容:** 化粧品はコスパ重視、バス用品は石鹸1つ

– **本:** まずYouTubeの要約、実践できるかを基準にする

– **スマホ:** アプリを絞る、ホーム画面に追加、辞書登録

– **朝と夜:** 髪型は固定、帰宅したらすぐ風呂

– **時間:** 今、ここでしかできないことを優先する

全部やる必要はない。自分が「ここ、なんかごちゃごちゃしているな」と感じる部分から、少しずつ整えていけばいい。ミニマリストになる必要はなく、自分の生活を少し整えたいという気持ちがあれば十分だ。まずは、ひとつだけ試してみてほしい。合えば続ければいいし、合わなければやめればいい。

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